毛バリ&タイイング

シルバーフェザント(銀雉)で逆さ毛鉤を

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毛鉤はどんなものがいいんですか?と他人に聞かれたら「毛鉤なんてどんなものでも釣れるんで気にしなくていい」と答えるワタシだが、毛鉤入れの中身を見るとやたらと種類が増えた。以前は黒毛鉤の一種類だけという時期が長かったのにねえ。
何といえばいいのか....、釣れるか釣れないかではなく、「この毛鉤で釣ってみたい」というものがしだい次第に増えてきて困っているのかなあ。いや、困ってはいないな...、あれこれ迷うのを楽しんでいるんだろうなあ。

<絶対に釣れる毛鉤もなく、絶対に釣れない毛鉤もない>というのは自分でよくわかっているし、一種類の毛鉤に集中してその操作に習熟した方がいいというのもわかっている...が、「こんな毛鉤で釣ってみたい」という欲求には素直でありたいとも思っているワタシです。

そんなわけで、毛鉤のマテリアルは増えていく一方なので、もう買うまいと心に決めてあるのだが...ダメなんだなあ、これが。意志が弱いのでついつい買ってしまいます...ふふふ。
今回買ってしまったのはこれ。

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シルバーフェザントと云います。シルバーフェザントという名前だけだったら買わずに済んだかもしれないけど、シルバーフェザント=銀雉という表示を見たらもうダメ。雉という単語には非常に弱いワタシです。これはもう昔から「伝承」とか「メス雉」とかの単語を見るとダメなんです。日本雉のメスなんて単語を見ようものならよだれがでそうです。

しかも、この銀雉は長い間の懸案事項だったんですよ。実は、大分以前に雑誌で逆さ毛鉤の写真で、ヘンフェザント(高麗雉のメス)を使ったものでない、変な水玉模様みたいに見えたハックルのものがあって長い間ずっと気になっていたんですけど、これがシルバーフェザントを巻いたものだ...という事がわかったのはごく最近のことで、それを知った瞬間、そしてシルバーフェザント=銀雉と見た瞬間...もうネットで探して発注しておりました(^^;;
巻き上がりはこんな感じになります。

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ヘンフェザントを使う場合には胸の柔らかい羽根の部分を使いますけど、このシルバーフェザントの場合はややしっかりとした固い羽根の部分を使いました(色がくっきりとしますので)。従ってハックルも幾分硬めですがなかなかいい感じです。あまり柔らかいとハックルがへたってしまいやすいですし、あまり固すぎもちょっとなのですが、シルバーフェザントのこれはちょうどいい感じがします。
巻きやすいですね全体的に。羽根もサイズが揃っていて取りやすいですし。

基本的に逆さ毛鉤を巻く時にはハックルがどう変わろうと、ハックルの取り付け方も巻き付け方も同じですけど、一応こんな風に巻いていきます。

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こんな感じに整形して

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裏側を表に、このように固定するのは同じです

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向こう側からもってきて、時計回り方向に巻き付けるのも同じ

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胴を黄色にしたかったのでスレッドを黄色っぽいものに変更...ただ単に上からしっかりと巻き付けて黒スレッドをカットするだけで十分

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フロスを巻き付けてアクセントに孔雀を巻き付けてみた

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この銀雉ハックルはヘンフェザントで巻いたそれと比較すると見やすいです。ベースが白いハックルという感じですので当然ですね。

毛鉤を巻く時のワタシのこだわりはただ一つ。巻くのが面倒とかちょっとでも苦痛だとか感じる時には絶対に巻かないという事だけ。毛鉤を巻くのは純粋に楽しみでありたい。
ですので気が向くまでそれこそ半年以上巻かない時もあれば、面白そうなマテリアルが手に入った時には嬉々として巻いております(^^;;

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メス雉ハックル(ヘンフェザントでちょっぴり伝承風に)順毛鉤を巻く

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手順としては、最初は胴を作ってからハックルを巻き付けて、その後にヘッドを作るという流れで巻いてみるといいかと思います。とにかく最初の内はハックルを巻き付けるコツが掴みにくいので...。
まずはスレッドを下の方に巻き付けます

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次に好みの胴を作ります

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スレッドで軽く巻いて形を整える。ハックルの下になる胴の部分に孔雀のセグメントを使うとハックルをセグメントの壁に押しつけるように巻き付けてスレッドをぎゅっと絞るとハックルが開きやすいし、巧く作ると水に濡れた状態でも(ややハックルが開いて)胴にべったりと付かず気持ちがいいです。毛糸などを使う時にはなだらかでなく、角度をつけて切り立った壁を作るような気持ちで作るといいでしょう

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胸の羽をむしって形を整える。パラリと巻きたい人は1枚、たっぷり巻き付けたい人は2枚重ねでもいい。かの有名な桑原さんのものは大きなハックルをパラリと巻いてあって実に趣があるがあんな風に巻く時はやや大きめのハックルをパラリと薄く巻くのがコツかと思います

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巻き付けるハックルの量やハックルの径のコントロールを考慮して取り付ける形を整える。もっとパラリと巻くなら、右側の巻き付ける部分の長さをもっと短くするし、ハックルの径を小さく作るなら羽の先端部(左側)を使い右をもっとむしり取るようにする

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こんな風に羽の表側(色の濃い方)を上に取り付けて、しっかり固定してから余分なところは切り取る....逆さ毛鉤の時と取り付け方が裏表が逆になります

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ここから、向こう側へもっていって手前に巻き付ける(時計回り)方向は同じです。巻き始める前にスレッドはアイの方に移動させておくこと

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上の写真でハックルがアイの方にはみ出ているが、そうならないように、両手を使ってハックルがアイの方にはみ出ないように抑えつけながら巻き付けると形が整う。時計回りに数回、右に(アイの方向に)少しづつずらしながら羽の部分が無くなるまで巻き付けスレッドで数回巻いて仮止めする

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でもまあ、さほど気にしなくてもこんな感じに出来れば十分で、仮止めして軸を切り取ってハーフヒッチで止める。(ハックルは大きめのものを重ねて巻いたりするととんでもないものが出来上がってしまうのでご注意をば..小さすぎるかなあというくらいのものですっきりと仕上がります)

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ハーフヒッチで止める前に、何回かスレッドを巻いてぎゅっと絞って形を整えるのだが、先ほど書いたように胴の部分の立ち上がり角度をきつくしておくとスレッドを絞った時に綺麗に広がって見栄えがよい。胴の壁に押し当てる感じで...とでも云えばいいのか。
それと、一般的にはハックルの量は少なめにパラリと巻いた方が釣果が出やすいと云われます。ワタシは少しでも毛鉤が見やすいようにと比較的タップリ巻く方ですけどね。

次に頭を折り取って朱のリリアンでヘッドを作る...このメス雉ハックルは水色&砂色に非常になじみやすいのでこのままだと毛鉤が非常に見づらくて見失いやすいので視認性の為にやっているだけですので気にしない方には不要な工程で、普通に頭を作るだけでいい

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あとは輪を作って数回なかをくぐらせて引っ張って結びヘッドセメントをつけて完了....いやー、写真撮るのは難しいですねえ。両手を使って押さえながら巻くところを途中で止めて写真とかはつらいっす...綺麗に巻けない言い訳です(^^;;                                                                                                                                                                                                                        

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上記の工程で、朱のリリアンで頭を作る部分は結構いらつきます。面倒です。ハックルを巻き付ける工程は楽ですけどね。ですのでハックルを巻き付けるのに慣れたら最初に頭を作ってから胴を作りハックルを巻く方がいいでしょう。こんな風にです...但し、ハックルの巻き付けがやや面倒になるのとスレッドを結ぶ工程が増えますけどね、でも大したことはないですよ。

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上の写真、わかりにくいですが、巻き付けるスペースを残してあります(くびれに見える)。もっと大きく残した方が楽かな。

まあ出来上がりとしては下のこんな感じですね...今のところ

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上の写真の下段のこれはちょっとだけ径を大きく巻いて桑原さんのに少し近づけようと思ったんだけど...もっともっと思い切って径を大きく&パラリと少なめにしないとダメなんだなあ(こんな感じでもワタシの感性には十分合いますけどね)。

下のこれが桑原毛鉤...ハックルの大きさ&広がり具合に趣を感じますねえ...いいでしょこれ。作り方としては基本はおなじですので巻いてみたい方は是非頑張って下さい。

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メス雉ハックルの逆さ毛鉤&順毛鉤

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今までさんざんメス雉ハックルの逆さ毛鉤をああでもないこうでもないと色々やってきたが、ようやくワタシの中ではケリがついた感じがする。基本的には逆さ毛鉤は誘いを入れないと面白くない釣りで、となると誘うためにはある程度の重さが必要で、つまり基本的にはテーパーラインテンカラを使うシステムに適合する訳です。ワタシのようなレベルラインテンカラ使いにはどうやっても誘いをかけるのは難しくて、方法としては毛鉤の重さを重くするしかないと結論づけるに至りました。逆さ毛鉤で操作を加えないで流すのなら別ですけどね。でも、それはワタシの中ではイマイチなんですよ。

ということで、簡単な話、毛鉤にウェイトを巻き込むしかない...という面白くも何ともない結論に達してしまいました。まあさんざんやった上での結論ですのでしょうがない。毛鉤にある程度の重さがあればテーパーラインテンカラのように多少の操作が可能になりますのでね。

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極細のワイヤーを毛鉤の胴の部分に巻き付けて毛鉤を重くし、視認性を上げる為にリリアンの朱色を頭に採用。ある程度の操作性と視認性を確保したものです。これは使ってみて違和感がないのでほぼ満足しています。しばらくは迷わず逆さ毛鉤はこのタイプで通すつもりです。これなら、レベルラインテンカラでも逆さ毛鉤がそこそこには使えそうです。

で、視認性の確保のために毛鉤を浮かせる工夫として頭にラムズウールを巻くとか、スチロールビーズをつけた逆さ毛鉤は?
ううむ...パラシュートの代用品みたいな感覚で使えるけど...ワタシとしては、これはよっぽど気力がない時とか疲れ果てた時に使う程度になりそうでほとんど出番はなさそうだなあ、せっかくあれこれやったのにぃ(^^;;

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そしてそういう結論が自分の中で出来てしまうと、今度はメス雉ハックルを使った順巻き毛鉤をもっともっとマジメにやってみようと思うに至りました。ワタシが拘るのはメス雉をハックルに使った毛鉤ということが第一であって逆さ毛鉤が命という訳ではないのです。ワタシの頭の中では、伝承毛鉤=メス雉ハックルであって、どうあってもメス雉をハックルに使いたいのですよ。

レベルラインテンカラには順巻きの毛鉤が向くんだったらもっと真面目に取り組んでみようじゃないか...ということなのです。メス雉ハックル(ソフトハックル)の毛鉤を自然の流れに乗せて釣りたい!
視認性は朱のあれでいいじゃあないか....なのでした。で、できあがったのがこれ。いかにも和式毛鉤にマッチするし、ワタシの感性にもピッタリ来ると満足しています。

朱のヘッドでないものは大分以前に巻いたことがあるし使ったこともあるのですが、しばらくぶりで巻いてみたら逆さ毛鉤に慣れてしまって順巻き毛鉤の何と巻きづらいこと.....ははは。

今後のためにも今現在のメス雉順毛鉤の巻き方を記録しておかないとダメだな~~~と反省、次回はこれを紹介してみよう。P8190548600450

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逆さ毛鉤の視認性改善

メス雉のハックルを使った毛鉤は実に魅力的です。普通にドライフライで使用するコックネックやコックサドルなどとは違って、実に、なんというか...メス雉の胸毛のハックルは、これぞソフトハックルという感じなのです。

水中をこれが流れたら、ゆらゆらと流れて「たまらないだろうなあ」と思わせてくれます。そして、これはやっぱり「逆さ毛鉤」を巻かなくては..と思ってしまいます。

メス雉の胸毛ハックルを使って巻いた逆さ毛鉤は確かに釣れます。反応もいいし、釣れるんだけど、同時に、ワタシにとってはものすごいフラストレーションがたまる。
流している毛鉤がとにかく見えない!水面上をずるずると引きずるように流すのなら見失うことは少ないのだろうけど、逆さ毛鉤は理屈から云えば上下に誘いをかけるのが本筋。なのに、少しでも沈めてしまうとハックルの色が底石になじみすぎる為に見えなくなってしまう。

毛鉤が見えないからといって釣れないわけではないし別に見えなくたって問題なく釣れる。だいたいの毛鉤の位置はハリスなどから想像がつくわけですしね。
毛鉤なんかみえなくたっていい、毛鉤は魚が見つけてくれる!と言い切るテンカラ師もいるくらいだし、ワタシも毛鉤が見えない状態でのテクニックは持ってはいる。持ってはいるけどそれに頼る釣り方は、イマイチなんだなあ自分の中では...。やはり出来るだけ毛鉤が見えている状態で、その毛鉤に飛びついてきた渓魚に胸をずきーんとさせるような釣りをしたい。これがワタシの最大のこだわりなんです。そして、ごく希にですが逆さ毛鉤が見えていて上手く誘いも掛けられて、渓魚が猛然とそれを追いかける姿を見ることができたりするものだから、いつもそれが出来たらなあ...と思うわけです。

昨シーズンはラムズウールを巻き付けた逆さ毛鉤を使ったのですが、何といったらいいのかなあ。

1.ラムズウールの(巻き付ける量)の案配が難しい&面倒

2.ウールが多すぎると本来伝承毛鉤のはずなのにまるで洋式毛鉤に見え  て違和感がある

で、つい先日やってみた方法がこの発泡スチロールのビーズを使う方法。
このビーズをパラシュートのポストとして使用しているフライを見たときにはびっくりしたけど、これは使えそうだと思いました。写真のこれは一番小さいSSサイズで、ナチュラムから購入したもの。P6220069

最初に巻いたのは、アイを折り取って発泡スチロールを刺し通してから、今までと同じくシルクのコードでアイを作って....という手順で巻いてみました。

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でも、考えてみると発泡スチロールを使うんだったらシルクのコードはいらないなあ...と思い直してテンカラ針のアイをそのまま使うことにしました。

まずはアイのギリギリの上限の処に発泡スチロールビーズを止める。この発泡スチロールビーズは(ハリスを通してある)極小の穴があいていますので、爪楊枝などでその穴をちょっと広げればいいので簡単です。

そして、発泡スチロールのビーズの下の方に普通にヘッドを作り、上手く壁を作ってハックルを巻き付けるだけで、ワタシは意識的にはほんの少しだけハックルの巻き付け位置を下の方にずらすのがいいかなあと思っています。ハックルは沈めてゆらゆらさせたい訳ですから....ね(^^)

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先日、この逆さ毛鉤の試作品で実釣してみました。

1.空気抵抗は邪魔にならない(振り込みには問題ない)

2.思った程度に浮くし、白い発砲スチロールは見やすい

3.ドライフライのようにポッカリ浮く感じではなく、放っておくとゆるやかに沈む感じで、違和感が少ない

4.変なドラグもかからず自然に流しながら上下操作ができそう

5.発泡スチロールの強度には問題がありそうで、接着剤などで補強を考えたい

同行したそうめにすと倶楽部の郁楓さんにも試して貰いましたけど、視認性はかなりいいという意見でした。

以上、結論としてはあまり違和感ない程度で視認性もかなり改善されたようでしばらくこのタイプでやってみようかと思っています(^^)v

やっぱりメス雉のハックルは魅力的だ。ついつい順巻きも巻いてみたけど、これが見やすいんだったら絶対に使うんだけどなあ。視認性を全く気にしないテンカラ師がうらやましい。P6220067cut

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毛バリのテスト釣行

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ちょっとまえになりますが、8/22~8/23に<そうめにすと倶楽部>のOLM(焚き火オフ)があり、倶楽部仲間の<はらかず>さんと一緒に釣りをする機会がありました。
普段は開けた渓に行くことが多いんですが、<はらかず>さんの希望もあって藪っぽい渓に行く事になりました。実は、ここはかなり魚影の濃い渓なものですから、毛バリの比較テストには最適なんです。
そんな訳で、毛バリを色々ととっかえひっかえしながらの釣りになって忙しかったんですが、<はらかず>さんにもワタシにも良型も釣れたし反応は多かったし....で楽しかったですよ。800

さて、色々とテストした毛バリの中で釣れなかったのはこれ!
逆さ毛バリの視認性が悪いのに頭にきて、これなら見えるだろ!!....と巻いてみたテスト品でした。

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穂先に使う朱色のリリアンで馬鹿でかいアイを作ったこれは、それはもう、申し分ないくらい目立って目立って.....見失うのが困難なくらいではありました...ははは。
毛バリを流しているというより、目印を流しているみたい?....ふふふ。

釣っていても、こいつは釣れないだろうなあ...と思えるような毛バリですから、釣れなかったのには納得なんですが、ほとんどどんな毛バリでも釣れる時には釣れるというのがワタシの信条でもありますので、後日ちょっと考えてみました。
で、結論としては、これはバランスが悪すぎるということなのだろうと結論付けました。
アイの色が派手すぎてダメなのでも、アイが大きすぎて悪いのでもなく、アイが硬くて大きすぎて毛バリの動きが不自然になってダメだったんでしょう...恐らく、タブン。

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上の写真の毛バリはワタシの新バージョンで、実績のある毛バリです。
アイの大きさという点ではそんなに変わらないのに、この毛バリは問題なく釣れるのです。
これに使っているのはビーズコードというものでシルク製。アイをやや大きく作っても柔らかいので動きが不自然にはならず問題が出ないんですね。ちょっとした違いなんですけどね~~。あ、朱色であることは全く問題ないです。もともと渓魚の目は白黒の世界ですのでね。

という訳で、穂先用のリリアンをアイに使う場合にはこう作ることになりました。Photo

このサイズであれば問題ないようです。これはこれで(このサイズでも)結構目立つので気に入りました。
特に黒っぽい毛バリには朱が鮮やかで.....これ、よさげでしょ。

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逆さ毛バリ(メス雉ハックル)は釣れるんだけど...

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釣れるんだけど...とついつい云いたくなる位にちょっとした不満がある。
ワタシがここでいう逆さ毛バリとは、真っ白いハックルなどを使った見やすい逆さ毛バリではなく、伝承毛バリでよく使われるメス雉の胸毛をハックルに使用したものを云います。
この逆さ毛バリがどうにも見づらいのが悩みの元で、これまでもあれこれ毛バリを変更して試してはなかなかうまくいかず、それが今も続いています。

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左側が今年初期のもので右側の毛バリはアイをかなり大きくして視認性を上げようと考えた新バージョンで、少しは効果ありましたけど決定打にはならないなあ。

逆さ毛バリは、沈めては上げての上下動の誘い操作を加えるのも基本技な訳ですが、ちょっと沈めた瞬間にもう毛バリが見えなくなってしまいます。あまりにもハックルの色が川底の砂色に溶け込んでしまうとでもいうか...。もうちょっと何とか見えるようにならんか?!と叫びたくなる..ふふふ。

逆さ毛バリがさほど釣れない....というんだったらもっと簡単にあきらめて使うのをやめていたでしょうけど、これが結構反応はいいし一応は釣れるんですよ。
テンカラ釣りというのは毛バリか渓魚の少なくともどちらか一方がハッキリと見えている状態で、出たっ!と瞬時にあわせをくれて釣る...というのが一番の醍醐味で、なんか変だなと合わせたら釣れたとか空あわせをくれたら釣れたとか糸ふけが...とかいうのはそれなりにはモチロン楽しいんですけど、イマイチ釣り味に欠けます(ワタシの中では)。

              反応数   ハッキリと視認して  その他で釣れた         
 普通毛バリ       12       6             4

 逆さ毛バリ        17       4             7

ワタシの場合ですが、イメージでこんな感じなんですよ。反応もいいし、トータルで釣れる数もちょっとは多い。でも、釣り味では劣り、反応数に対して失敗の比率も多い点も不満が残る。
逆さ毛バリの視認性がもうちょっと上がれば、釣り味も良くなり、失敗&バラシの数も減ってもっともっと釣れる様になる...そんな可能性を感じるものですからもうちょっと何とかならんか?!...なんですよ。

大分以前から気になっていた毛バリがあります。http://www.geocities.jp/yamasemi_ann/kebari.htm
メス雉のハックルでパラシュートを巻いて実績をあげられている方なんですけど、ここの毛バリ画像をよく見てください。形は確かにパラシュートで、一見全く違う毛バリなんですけど、実は逆さ毛バリを水面に着水させた状態とパラシュートのこれが水面上に浮いている状態のハックルの形はほとんど同じなのです。(逆さ毛バリは縦に立ち、パラシュートは横に浮くのですから...)

逆さ毛バリのように上下に操作して積極的に誘いを掛けるのではなくても、ラムズウールで浮かせた毛バリには水面の波の動きと流れによって微妙に誘いがかかる訳で、やはり視認性を求めれば行き着く解決策はこれしかないと思いました。で、つい数日前から巻き始めたのがこれ。

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これらが、ワタシの逆さ毛バリの最新バージョンです。但し、これは逆さ毛バリの本来の姿である水中に沈めて上下に誘う...という楽しみを捨てています。積極的に誘うという部分を放棄して、ラムズウールの浮力任せ波任せな訳で、ちょっとねえ...とも思いますけど...。でも実に楽チンで、逆さ毛バリの反応のよさを取り入れたままテンカラでの一番の魅力である...視認して釣る!ことが出来る有効な手段だとは思います。

毛バリを巻く手順としては単純で、まずアイを作り、ラムズウールやエアロドライなどを巻きつけ、ヘッドを整えて...

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あとは以前に紹介した手順と全く同じですので省略します。ラムズウールの巻き付け方がラフだとほどけてしまいやすいのでしっかりと巻くことと、量は好みで。量を多くしてポッカリと浮かせるのもいいですが、少なめにするとほんの少し沈みがちになって誘いやすくなったりもして面白いですよ。

あ、そうそう、最新バージョンとはいえ、一応は釣れることは確認済みですぞ。ラムズウールは見えないかなぁ...でも、逆さ毛バリだというのがハッキリとわかる写真なのでご紹介しておきますね。Photo

気力&注意力が充実している時間帯は新バージョンで積極的に誘い、疲れを感じたら安楽に最新バージョンで....というパターンでしばらくやってみようかと思っているところです。

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逆さ毛バリ色々

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一口に逆さ毛バリといっても実に様々な形があります。例え同じヘンフェザントの胸毛部分をハックルに使っていたとしても、胸毛の部位でかなり色合いも堅さも違いますし、巻き付け方などでハックルの長さも変わりますし、ボリュームやハックルの角度が違えば同じ材料を使ってもかなり感じが違うもので...本当に十人十色で面白いですよ。

誰かハックルの種類や角度やボリューム等で区分して尚かつわかりやすく気の利いたネーミングをしてくれると有り難いんですけどねえ...フライフィッシングなんかのように...。ま、それはともかく、少しだけ逆さ毛バリをネットから集めてみましたので参考にしてみて下さい。

(1)藤岡さんという方のHPから

http://www.amago.jp.lv/b-streams/flytying/tenkara-2.html 
http://www.amago.jp.lv/b-streams/flytying/tenkara3-2.html

ここには伝承毛バリがいろいろと紹介してあって実に素晴らしい。逆さ毛バリはちょっと少ないですけど写真のこれらはいかにも伝承毛バリらしくていいですよねえ。

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(2)<そうめにすと倶楽部>仲間の山男魚(やおめ)さんのHP
http://homepage1.nifty.com/yaome/Kebari2/kebap1.htm

この雉の逆さ毛バリはハックルの寝かせ方が少しきついタイプ。
ハックルをむしり取って巻き付ける方法ですので、ハックルのボリュームなどが自由自在に出来るメリットがある巻き付け方が特徴。

Mvc009syaome

(3)有名な北山テンカラ会のHPには冨士流のテンカラ講座があって、その中に「逆さ毛バリを巻く」というコーナーがあって巻き方もわかりやすく解説されていて勉強になります。写真のこれは上品な感じの毛バリですよねえ。
http://wing.zero.ad.jp/tenkarakai/kouza/kouza3.htm

Fujiryusakasa6

(4)京都新聞の野山遊び百科のコーナーにテンカラ逆さ毛バリの項目があって巻き方も解説してあります。http://www.kyoto-np.co.jp/kp/rensai/noyama/21/noyama.html#02

この毛バリ、色合いといいバランスといい実にそそられるし、いかにも釣れそうです(^^)
ちょっとハックルの巻き付け方も違っていて、こういう方法もあるのか...とビックリ

Noyamasakasa_2

(5)色んな毛バリを紹介いただいている、アマゴンスキーさんの貴重なHPhttp://www.geocities.jp/tenkarakimura/tenkara04-06.html

以下にこのHPからいくつかをご紹介

(5-1)天野さんの逆さ毛バリの最大の特徴は、本人いわく「ひねたメス雉」を使う事...らしいですが、ヘンフェザントのコンプリートの中から色あせた感じの模様が薄くて柔らかい部分を使えば近い感じに巻けます。ハックルが実に柔らかそうでボリュームもあって...好きな毛バリです

Amanot04603katsutoshi_2

(5-2)榊原さんの逆さ毛バリは、大きなハックルを一見すると順毛バリに見えるくらいに角度をつけないというか...倒さない形にするのが特徴で、自然に流すも良し誘うも良しのレベルラインテンカラ向きの逆さ毛バリだと思います。

Sakakibararennketu

(5-3)春日さんの逆さ毛バリは色合いも綺麗だし、何よりも形のバランスがよくて...いいなあ...こういう毛バリ。さすが手先の器用な方は違う。

Kasugat04606norikatsu

(5-4)これはアマゴンスキーさんの毛バリですが、これもバランスがいいですねえ。ハックルのボリュームも好み(^^)

Amagont04618amagon2

(5-5)ハックルが何なのか不明ですが、シンプルで美しい逆さ毛バリなのでご紹介。

Nanasit04607s

アマゴンスキーさんのこのコーナーには紹介した以外にもっと色んな逆さ毛バリも載っていて実に面白いですよ。

最後に、他人様の紹介ばかりではなんですので、ワタシの逆さ毛バリも一応載っけておきますね。これがワタシの今現在の愛用逆さ毛バリです。

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逆さ毛バリを巻く(2)

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さて、もう一度ハックルをしっかり固定した状態から...。

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そこから、これが巻き付け始める直前で、ハックルを向こう側から下に向けて巻き付け始める準備....わかりますね。

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そして、こんな風に巻き付け開始。ハックルプライヤーを使っても良いんですが2枚重ねてだとすべって外れてしまう場合が多くなるので、ワタシは指でつまんでシッカリと巻き付けスタート。

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アイ→フックの方に向かって時計回りに巻きおろす...とでも表現するのかなあ。写真のようにシッカリとフック方向に巻き付ける。テーパーのついた壁に巻き付ける意識が大切ですよ。

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2、3回巻き付けて、(巻き付ける羽根の部分がなくなる前に)適当なところでこんな風に左手でしっかりと保持しながら、右手でスレッドで数回巻いてシッカリと固定してからストーク(羽根の軸)や余分なはみ出した羽根の部分をハサミでカットして、更にスレッドを数回巻く。

スレッドをフックの方に巻き下ろしてきて、毛糸(モヘア)とかフロスをスレッドで固定する。

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そこから、今度は毛糸(モヘア)をアイ側に巻き上げていき、ハックルが邪魔だったらハックルを揃えて右手で押さえながら巻くのもいいでしょう。
右手で押さえながら巻くことで好みの角度をつける事も可能です。

好みの角度に仕上がったら、毛糸(モヘア)はフックの方に巻き下ろして行きスレッドで固定したらハサミで余分な毛糸(モヘア)をカットして、スレッドで数回シッカリ巻いてから荒く巻き上げて、ハックルの根元近くでスレッドを結ぶ。

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最後の写真はスレッドを結ぶところなんですが...見えないな(^^;;ははは
指でスレッドを引っかけて三角の輪を作っているところなんですが...写真とるのも下手なので勘弁下さい。ワタシは道具は使わず、スレッドをある程度長さに余裕をもたせてカットしてから、最後の巻き付けの輪を大きく作って、その輪の中を3回くぐらせてからスレッドを引っ張って締めて、接着剤を爪楊枝でちょっとだけ付けて、ティッシュで吸い取ってハサミでカットして完了。

慣れると...そうですねえ...5分ではキツイけど10分では余裕ですよ。
お試し下さい。

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逆さ毛バリを巻く(1)

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逆さ毛バリの巻き方についてはいくつかHPで見かけた事もありますし、ワタシの巻き方がいい...とか云う訳では全くないんですが、参考になるのならばと思いまとめてみます。尚、自己流ですので変なところもあるでしょうけどご容赦。

01 プライヤーでアイを折り、スレッドを2回ほどヘッド部の上下に巻いたら前回紹介済みのビーズコードをカットしてスレッドで巻き付けます。

ここで瞬間接着剤で固めますが、接着剤はゼリー状のものを使用し、写真のように爪楊枝の先とかにちょっぴりつけて使用すると付けすぎの防止になります。

塗ったらすぐにティッシュなんかで軽く抑えて余分を吸い取ります。

あとでハックル近くで完成直前に接着剤を使う場合なんかには特に注意が必要ですし、こんな方法が有02効です。

03

毛糸の写真は、巻き方には直接関係はないんですが...。胴にダビング材をスレッドにからませて巻き付けるのが大の苦手なワタシは近年になって、<モヘアの極細>という自慢の新兵器を見つけましたので、自慢&ご紹介(^^;;毛糸に絡まっているモヘアがまるでダビング材と同じふわふわ感があって....これ...いいでしょ(^^)v

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このようにヘッドを巻いたらスレッドで止めます。左側の(スレッドとモヘアで作った)壁があまりにもなだらかなテーパーになると上手くいきません。

適度な角度の坂というか、斜めの壁を作るのがコツです。この斜めの部分にハックルを巻き付けると自然にハックルがある程度アイ側に傾いてうまく巻き付くので、あとの作業が非常に簡単になります。

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左側の写真が、コンプリートスキンから抜いた胸毛の状態で、右側の様に羽根を整形します。2枚重ねにするのは1枚だけですと十分なハックルの量にならない為です。
2枚重ねに慣れるとバリエーションが広がるんですよ。例えば、1枚をオス雉にして1枚を鴨にするとか...色んな組み合わせが楽しめます(^^)
写真手前側の色合いの濃いものと、奥の方の柔らかくて色合いの薄いものとの組み合わせがワタシの好み。

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ハックルに裏と表があるのはわかりますね。模様のハッキリしない方が裏です。ヘッドを作り終えたフックの軸に取り付ける方向は、写真の向きに(軸に沿って平行に)、裏側を上にして...。これを間違えると全然うまくいきませんのでご注意。

あ、それから、フックにスレッドで固定する部分(羽根の先端の部分)を写真のようにして巻きやすく押さえて....。重ねた状態で手に持ってちょっとしごけばいいだけです。

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こんな風に、こんな位置にスレッドで止めます。左側の写真が上から写したもので、右側のが横から撮ったもの。
スレッドでフックの軸に止める位置は、先程説明した<壁>のテーパーが始まる近辺...。アバウトでも大丈夫。いくつか巻いてみるとわかります。

ハックルはやや力を入れて巻き付けるので、スレッドは十分に巻いてハックルをしっかり固定させておきます。そうすると両手がフリーになりますので巻きながらハックルを押さえたりするなどが出来て便利です。

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こんな風にしっかりとスレッドで止めます。これがハックルを巻き付ける直前の状態です。

ちょいと疲れたので....(次回に)

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